みなさんは並行輸入品とは何なのか知っていますか?
Amazon等の通販サイトでよく見けますが、通常より安いので「偽物なのではないか?」と疑ってしまう人も多いはず。
そこで当記事では、並行輸入品とは何なのか、また並行輸入品に偽物があるか無いか安全性について解説します。
並行輸入品とは?偽物はある?
並行輸入品とは、正規輸入ルートの一部を省いて輸入してきた商品のこと。
並行輸入品と聞くとどこか怪しい感じがしますが、基本的には正規品であり違法性は無いので安全性は高いです。
しかしながら、100%偽物がないとも言い切れないのが実情。
最近は並行輸入品と偽り偽物を販売する悪質な手口が増えてきており、出品者のレビュー数や評価を参考に安全かどうか見極める必要が出てきています。
ちなみに、並行輸入品は1971年までは違法でした。
とある事件をきっかけに違法でなくなりましたが、未だ違法な国もあり出品者側に回る際は更なる注意が必要です。
なぜ並行輸入品は正規品なのに安いのか
先ほどの説明だけでは、並行輸入品とは何なのか具体的にイメージしづらいと思います。
よってここでは、並行輸入品が安い理由とあわせて輸入ルートを示しながら解説していきます。
通常輸入ルート
並行輸入品ルート
みなさんは両者の違いについて気づきましたか?
正解は、日本の正規代理店を通らない点です。
そしてこれが、偽物でないのに並行輸入品が安い理由です。
企業側としてはサービスを充実させたり、クレームを減らすことでブランドイメージを損なわなようにする目的で正規代理店を通します。
正規代理店を通すとコストがかかりますが、このようなメリットがあるので省略しないわけですね。
ちなみに並行輸入品を取り扱う企業例を挙げると、ドン・キホーテなどが挙がります。
ドン・キホーテが安い理由は、Amazonの並行輸入品と同様に正規代理店を省いているからだったんですね。
並行輸入品のメリットとは?
並行輸入品とは何なのかが分かったところで、続いては並行輸入品のメリットについて解説していきます。
安い
並行輸入品を購入する上では、リーズナブルな価格が一番のメリットでしょう。
偽物やセール品でない限り並行輸入品ほど安い商品はないですし、安いから並行輸入品を選ぶ人も多いはず。
基本的に偽物はありませんが、どうしても入手ルートで偽物が混じる可能性があるので、出品ページのレビューを見て安全かどうかを判断するようにしましょう。
日本では取り扱っていない商品が買える
並行輸入品は日本の正規代理店を通すわけではないので、日本では購入できない商品を購入できるメリットがあります。
なぜなら、需要があるにもかかわらず日本で取り扱いが少ない状況を見て、それを逆手にとりビジネスにしている人がいるからです。
これを転売ビジネスと言い、海外のショップで買い付けた商品をAmazon等の通販サイトで売ることで、差額を利用して稼いでいるというわけです。
並行輸入品のデメリットとは?
続いて、並行輸入品のデメリットについて解説していきます。
100%正規だとは言い難い
並行輸入品は基本正規品ですが、並行輸入品と偽って偽物を販売している人もいます。
レビューの少ない出品者や評価の低い出品者からは購入しないことに気を付け、偽物に騙されないようにしてくださいね。
責任が個人にある
並行輸入品とはメーカーが必ずしも保証する商品ではないので、企業によるアフターフォローが十分ではありません。
例えば、届いた時には既に壊れていたなんてことがあっても補償してくれず、自己責任ということになるので注意が必要です。
まとめ
今回は「並行輸入品とは?偽物?危険?安全性を解説」というタイトルでお話していきました。
結論、並行輸入品とは通常の輸入ルートから日本の正規代理店を省いたルートで輸入した商品のことであり、基本安全ですが、アフターサービスが不十分なので多少リスクを伴います。
よって、金銭的に余裕のある人や万全のアフターサービスを受けたい人は通常ルートの商品、安さを第一に考えたい人には並行輸入品がおすすめです。
ただし、並行輸入品にも基本偽物は無く滅多にトラブルに遭遇しないので、リスクと天秤にかけても並行輸入品を購入する方がおすすめです。