ファクトリーブランドとは?メリット・デメリットを紹介

ファクトリーブランド,メリット,デメリット ファッション豆知識

日々、壮絶な品質・価格競争が行われるアパレル業界。

 

ファストファッションブランドが多く注目されがちなこの世の中ですが、一味違ったブランド形態として「ファクトリーブランド」なるものが一躍注目され始めています。

 

今回は、ファクトリーブランドとは何なのか、ファクトリーブランドが生み出す服のメリット・デメリットについて深掘りしていきたいと思います。

ファクトリーブランドとは?

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"ファクトリーブランド"とは「縫製工場や織物工場が自ら立ち上げたブランド」のこと。

 

もっと簡単に言えば「下請け工場が作ったオリジナルブランド」という表現の仕方が妥当だと思います。

 

もしかしたら、"factory=工場"という意味合いから大体の予想がついていた方もいるかもしれません。

 

ちなみに、日本では2001年頃に山形県の紡績・ニットメーカー"佐藤繊維"が立ち上げた「M.&KYOKO」というブランドが先駆けであったとされています。

 

ブランド形態としては、自社で素材選びからデザインまで全ての決定・製作を行い、工場から市場へ直販するという仕組み。

 

日本のファクトリーブランドは世界でも注目度が高く、中には誰もが知る有名なハイブランドからオファーを受けているブランドもあります。

 

しかし、一般の人からの注目度はそれほど…。

 

ドメスティックブランドやインポートブランド同様、マイナーなブランドであることは確かです。

ファクトリーブランドのメリット

原価率の高さ(コスパ)

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ファクトリーブランドは工場直販で中間業者を省くため、当然価格を抑えることができます。

 

例えば、デザイン料であったりと、これがあるかないかでかなり値段も変わってくるんですよね…。

 

ですから、それを省いた分、原価率を上げることが可能になり、平均3割ほどだとされるアパレル業界の原価率に比べると4割ほどという高水準で提供することができているというわけです。

 

まあ、こんなこと話しても難しいですよね…。

 

つまるところ、僕たち消費者からしたらファクトリーブランドは神コスパだということになります。

 

「神コスパ」だなんてめちゃくちゃ聞こえがいいですよね(笑)

 

こういう強みを生かした営業形態をとって利益を上げられるのは、ブランドとしても願ったり叶ったりなことだと思います。

圧倒的「質」の良さ

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ファクトリーブランドは、圧倒的「質」の良さを誇ります。

 

まあ、言うまでもなく本業ですからね…(笑)

 

縫製や素材の知識に関してはどこよりも長けていると思いますし、それを最大限生かしたスタイルはめちゃくちゃ強いです。

 

ファクトリーブランドの品質に魅力を感じてファクトリーブランドの服を買う人も多く、実際、僕自身も大変魅力を感じています。

ファクトリーブランドのデメリット

デザイン面

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ファクトリーブランド最大の欠点はデザイン面

 

自由にデザインできるといういい面はありますが、面白いデザインや凝ったデザインが多いかと言われればそうではありません。

 

その理由は、デザイン知識や経験に乏しいことにあります。

 

元々、ブランドの下請けという形で、ブランドのデザイン案を形にしていたわけですから、デザインについての知識や経験が十分にあるというわけではありません。

 

しかし、ファクトリーブランドという形で経営していく以上、自社でデザインも考えなければいけないわけですから、その辺で苦戦しているブランドも多いようです。

 

ですから、消費者としての立場から考えてみれば、無難なデザインを選んだ方が当然お得だということになるでしょう。

 

こういう見方をすれば、ファクトリーブランド最大のデメリットを打ち消せるわけですから、いかにファクトリーブランドで服を買うことがお得かが分かりますね‼

宣伝能力

ファクトリーブランドの宣伝能力はイマイチです。

 

なぜなら、ファクトリーブランド自体に宣伝のノウハウがないからです。

 

今までの下請けという形態では、宣伝というものをほとんど必要としなかったため、いざ自社がメインに活動するとなると「宣伝ってどうやったらいいんだろう…」となってしまいます。

 

ちなみに、世の中にファクトリーブランドというものがそれほど広まっていないのもこのことが原因だと思います。

 

僕たち消費者からしてみればそこまで問題はないですが、ブランド側からしたら大きな問題なのかもしれません。

 

いろんなファクトリーブランドを知りたいという方からしてみれば中々ネックな点ですよね…。

まとめ

ファクトリーブランド,メリット,デメリット

いかがでしたでしょうか?

 

今回は「ファクトリーブランドとは?メリット・デメリットを紹介」というタイトルでお話していきました。

 

実は、今まで下請けを行っていた工場は衰退傾向にあります。

 

理由は下請けだけでは食べてけないから。

 

その現状を打開し、生き残るために残された道がファクトリーブランドとしての下請けからの脱却であり、そうして成功してきたブランドは山ほどあります。

 

これからのアパレル業界にも、この「ファクトリーブランド」が大きく影響してきそうですよね。

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