今や大半の人が冬にインナーとして使用する「ヒートテック」。ユニクロと東レが開発した画期的な衣類として有名ですよね。しかし、最近ではそのヒートテックの危険性について議論がされています。今回は、ヒートテックを着ると何が起こるのか、原因、危険性はあるのかどうかということについてお話していきます。
【危険】ユニクロのヒートテックで肌荒れ!?原因は?
【ヒートテック/危険】ユニクロのヒートテックの危険性
ユニクロといえば「ヒートテック」が有名ですよね。ユニクロはヒートテックのパイオニア的存在ですから、そのような世間からのイメージは根強いものです。事実、ユニクロのオンラインストアで「ヒートテック」と検索すると215件もヒットするほどユニクロではヒートテック商品が展開されています。
しかし、噂では、ヒートテックを着ると肌が荒れが起きたり、蕁麻疹が出たりといった話を聞くことがあります。また、ヒートテックを着た状態でのMRI検査は非常に危険という話も…。
では、なぜそのようなことが起きてしまうのか。その原因と真実について迫っていきます。
【ヒートテック/危険】原因
【ヒートテック/危険】静電気
ヒートテックを着ることによる肌荒れの原因はこの「静電気」にあります。ヒートテック自体は静電気防止加工が施されているのですが、問題はヒートテックそのものではありません。正しくは、衣類同士のこすれに起因します。要するに、ヒートテック自体が問題なのではなく、摩擦に原因があるわけです。
衣類にはプラスの繊維とマイナスの繊維というものがあり、ヒートテックは化学繊維の塊ですので"マイナスの繊維"に属します。反対に、ニット等にもよく使用される羊毛はプラスの繊維。一般的に、静電気というものはプラスの繊維とマイナスの繊維がこすれることによって発生します。
ということは、ヒートテックを着る際にはプラスの繊維のウェアと合わせれば問題ないということになりますね。
【ヒートテック/危険】吸湿発熱効果
ヒートテックが暖かい原理を一言で表現するならば「吸湿発熱」という言葉がふさわしいでしょう。
ユニクロと東レがより薄くより暖かい素材を追求した結果誕生したのがヒートテックであり、世に出た頃は多くの人々が本当に暖かくなるのかどうか疑いました。しかし、その吸湿発熱の効果は驚くほどで、すぐに知名度が上がることになります。
ただ、最近ではその吸湿効果が過ぎているのではないかという議論もなされています。実際に、人によっては肌荒れ等の副作用も起こっており、原因が分からず悩んでいる人も多いよう。
この悩みを抱えている人の多くに共通していることは「乾燥肌」持ちということです。ただでさえ乾燥肌で水分が足りていない人がヒートテックを着用した場合、さらに肌にとって必要不可欠な分の水分まで吸収されてしまうため、最終的には肌荒れにつながってしまいます。
ですから、この点においてはユニクロのヒートテックのみが悪いというわけではなく、世の中のヒートテック全てにおいて注意が必要ということになります。
【ヒートテック/危険】MRI検査について
みなさんは「MRI検査」というものを知っていますか?MRI検査について、wikipediaから引用すると、
核磁気共鳴画像法(かくじききょうめいがぞうほう)
核磁気共鳴画像法(かくじききょうめいがぞうほう、英語: magnetic resonance imaging, MRI)とは、核磁気共鳴(nuclear magnetic resonance, NMR)現象を利用して生体内の内部の情報を画像にする方法である。磁気共鳴映像法とも。 被験者に高周波の磁場を与え、人体内の水素原子に共鳴現象を起こさせる際に発生する電波を受信コイルで取得し、得られた信号データを画像に構成する仕組み。水分量が多い脳や血管などの部位を診断することに長けている。MRI装置のガントリーの中にはコイルや磁石が搭載され、電流を流す原理を実現する。PET診断との組み合わせた複合タイプも一部普及しつつある。引用:wikipedia
だそうです。
要約すると、MRI検査とは、強い磁石と電波を使って身体の内部を鮮明に画像化する検査のこと。ただ、ここで2つ問題があります。
- MRI検査では、濡れた衣類を着用できない
- MRI検査では、金属を身に着けての検査ができない
という内容です。もし、いずれかの注意書きを無視し、危険を冒してしまうと火傷してしまう可能性があるのです。
ここでも、ユニクロに限らず、上記の2点に当てはまるヒートテックは多いため、MRI検査でヒートテックを着ることは危険だと言えるでしょう。また、少なからずヒートテックの保温効果というものも影響しているので火傷しやすい環境になり、危険ですね。
【ヒートテック/危険】ユニクロヒートテック問題の解決方法
ユニクロヒートテック問題の解決方法は単純にそのもの自体を着ないことです。具体的に言えば、綿素材のインナーなど天然素材かつ保温効果のあるインナーをおすすめします。
暖かさという面では多少劣る場合もありますが、自然素材なので肌には優しいです。例えば、無印良品のインナーは全て天然素材にこだわっているのでいいかもしれないですね。
一応、楽天やAmazonでも取り扱いがあったので紹介しておきます。
【危険】ユニクロのヒートテックで肌荒れ!?事実なの?原因は?~まとめ~
いかがでしたでしょうか?今回は「【危険】ユニクロのヒートテックで肌荒れ!?事実なの?原因は?」というタイトルでお話していきました。
結論、一部の人が肌荒れを起こしたのは事実であり、ヒートテックはユニクロに限らず、乾燥肌の方であれば着用を控えておいた方がいいということでした。危険性に関しては、MRI検査での着用が危ないというだけで、他に危険性が潜んでいるかと言われればそうでもなさそうです。
もし、今までヒートテックを着ていて肌荒れや乾燥に悩んでいた方がいるのであれば、改善できる可能性があるので参考にしてみてくださいね‼